ニシオホールディングス傘下の西尾レントオールは、2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)のインドネシアパビリオンにおいて、フジヤ、ATAとともに西尾レントオールを代表者とする特定建設工事共同企業体を組成し、建設工事を受注した。西尾レントオールは、先日発表したイタリア館に続き2カ国目の参加となる。
インドネシアパビリオンは、指定国家機関であるインドネシア国家開発計画庁/国家開発計画省(BAPPENAS)より委託を受けたサムドラ社(PT. Samudra Dyan Praga)により「西尾レントオール・ATA・フジヤ特定建設工事共同企業体」が受注したもので、パビリオンの建設を西尾レントオール・フジヤ・ATAが担う。
総合レンタル会社の西尾レントオールは、2020年に木造モジュール事業を立ち上げた。設計・施工を担うグループ会社であるATAとともに、移設・転用が可能な木造建築を一般流通木材からなるCLTパネルと鉄(金物と張弦材)の組み合わせによって実現した「ATA-CLT-S構法」を推進している。鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて環境負荷をかけず、かつ短工期での施工が可能となり、万博で掲げられているテーマやコンセプトにも合致する。
インドネシアパビリオンの躯体の一部には木材が活用される見込みで、各社と協働しながら参加国が伝えたいコンセプトの実現を後押しする。